古いテープを見て、「あれっ、これはいつだったっけ?」「どこへ行った時の映像だろう。」とならないように
いつ(When)、どこで(Where)、誰が(Who)、何をした(What)ということを意識して撮影しましょう。
よく5W1Hなどといいますが、上の4つでも大丈夫です。これをおさえておけば見る人にもわかり易くなるでしょう。
わかりにくい=つまらない映像
わかりやすい=楽しい映像
ということになります。ではどのように撮ればいいのでしょうか。
まず「いつ」。これは時間、季節、などいろいろありますが、そこに咲いている花や木々の状態(花が咲いているとか、緑が多い茂っているとか)
や登場人物の服装、などを撮るときに意識して撮ります。
たとえば春。さくらのつぼみが膨らんでいるのをアップで捉えたりするのもいいでしょう。
それから夏。ぎらぎら照りつける太陽、アスファルトを望遠で狙い、蜃気楼がゆらゆらしているところなどいかがでしょう。
秋。枯れ葉がひらひら舞い落ちてゆく風景。
冬。北風が吹いてほこりが舞い上がっているような状況。雪景色。吐く息が白くなっている様子。
等などです。
次は「どこで」。これは比較的簡単で、出かけたところの全体を見渡すようなカットを撮ってから、できたらその看板や掲示板などを撮っておくとすぐにわかります。たとえば遊園地や公園には門のところに看板がありますよね。そういうものの前で撮ればいいのです。記念写真を撮るのと同じです。
次の「誰が」。これは全員の顔を取ればいい訳で・・・・。よく忘れるのが、お父さん。お父さんは撮影係で全く登場しないことが良くあります。後で見た時にあれっお父さんがぜんぜん出てこない。なんていうんじゃつまらないし、面白くないじゃないですか。せっかく旅行に連れて行っても「お父さんも行ったっけ?」なんてこと無いようにたまにはママに撮影を代わってもらって、どんどん登場しましょう。キャンプで活躍しているお父さんの姿。絵になりますよー。
最後に「何をした」。これもその場の行動を撮ればいいのですが。全体の風景を撮ってから顔のアップをとりましょう。たとえば公園で遊んでいる子供たち。その公園の全体の風景。ブランコに乗っている子供。子供の楽しそうな顔のアップ。しっかりブランコを握り締めている手のアップ。などいろいろなサイズで撮っておきましょう。
最後に完璧にわかりやすくする方法。それは登場人物にしゃべってもらうことです。「今日は○○公園に来ましたー。あったかくてお天気最高!」などといってもらえば完璧です。非常にお手軽な方法です。
以上をまとまると、1.その場の全体の様子がわかるカットを撮る。2.看板を撮る。3.子供にしゃべってもらう。
この3点だけでも実行すればわかりやすい映像=楽しい映像、が撮れるのではないかと思います。
|