最近のビデオカメラは非常に小型でコンパクトになってきています。また、ピントや露出もフルオートで誰でも簡単に撮影できてしまいます。逆に言うと誰でも簡単に取れる反面、誰もがきれいで見やすい映像を撮ることが難しいのです。ではきれいで見やすい映像を撮るにはどうしたらよいのでしょうか。
基本は『カメラを絶対動かさないこと』です。
私の経験から言うと、ビデオカメラを初めて手にした人の80%くらいの人はカメラを振り回してしまいます。振り回すとは、あれも撮ろう、これも撮ろうと思って右に左に、上に下にカメラを動かして撮影してしまうのです。
そして90%以上の人がズームイン・アウトを無意味に繰り返します。
また、初心者とベテランの違いは、ベテランは三脚などを使って画面を安定させるのが上手です。初心者ほど片手でカメラを持ったりして、画面がグラグラしてしまいます。グラグラして安定しない画面ほど見にくいものはありません。さらに無意味なズームが加われば、もう目が回って気持ち悪くなってきます。
撮影の究極のテクニック、それはカメラを固定して絶対に動かさずに撮影することです。
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